拘りのプレス加工
この二つ、違い分かりますか?
左側のプレートはパーツを取り付ける穴部分と本体の正方形部分を段差で分けているんです。
工程としては次にメッキをつけて、シルク印刷して最後にエポキシの樹脂を盛るのですが、このエポキシ樹脂は表面張力を利用してふっくらとレンズ状に盛るので、この段差が無いと穴部分の方に樹脂が流れ込んでしまうのです。
それを防ぐために一個づつプレスで段差をつけています。
指の数ミリ先を金型が上下するので、手が滑らないよう細心の注意を払って作業をします。
一般的には段差をつける事はあまりしませんが、良いものを望むお客様の拘りの部分なので一生懸命作らせて頂きます。